2022年までの近畿のヒラズゲンセイの分布をまとめた記事を含む本が出版されました。 |
皮膚炎を起こすヒラズゲンセイについて | ヒラズゲンセイはどうやってクマバチの巣に入るのか? |
●近畿2府5県で、まだ記録のない市区町村の分布情報を募集 (※既に記録がある市区町村についてはご連絡不要です) ※既に記録があるところでも、より早い年の記録をご存知でしたら、お願いします。2022年秋ごろにまとめて論文化します。 ■〜1980年以前、■1981〜1990年、■1991〜2000年、■2001〜2010年、■2011〜2020年、■2021〜2022年 |
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大阪府 | 兵庫県 | 京都府 | 滋賀県 | 三重県 | 奈良県 | 和歌山県 |
・見つかった場所(できるだけくわしく) 発見者などの情報もできれば (※)市町村別で初記録になる場合(過去のを含め)のみを情報募集しています。既記録の市町村の情報は不要です。上記マップでお確かめください。 ・日付(できればだいたいの時刻も) ・できれば写真をつけて(種類と♂♀の確認のため) |
電子メール fujie@omnh.jp |
ヒラズゲンセイはツチハンミョウ科の甲虫で,真っ赤で鮮やかな色彩が特徴の大型甲虫です.近畿では和歌山県湯浅町で1976年に見つかったのが最 初で
す.その後,淡路島(1977年),神戸市北区(1985年)と見つかるようになり,1999年には大阪府貝塚市で見つかりました.これは大阪府で初めて
の記録となりました.その後、滋賀県まで分布を拡大しています(後述)。
高知県では戦前から生息が知られていましたが,近畿でこのようにコンスタントに見られるようになったのは,おそらく本種の分布が北へ拡大しているためと
思われます.
近畿地方でのヒラズゲンセイの分布拡大状況。2017年末現在。 |
クマバチの巣。真下に向いた真ん丸の穴をあける。公園のサクラなどで、その気に
なって探してみると、意外に見つかる。すりこぎ棒ぐらいの太さの枯れ木を探すとよい。 |