大阪のクマゼミ初鳴予報(2023年版)

 春になるとサクラの開花やその予想日が話題になる。他方、セミも夏の到来を告げる風物詩であるが、その初鳴予想というものは行われてこなかった。

 大阪ではクマゼミの初鳴観測が1976年から行われてきたが、最早で6月24日(1983年)、最遅で7月26日(1976年)と1ヵ月以上も差がある。

 詳細な野外データの蓄積と気温の計算によって、クマゼミの初鳴の予想に取り組んでいる。

※桜は花のつぼみの様子を観察できるが、セミは幼虫が土の中にいるので様子がわかりにくく、予想はより立て辛い。

結果(7月4日?)

みなさんのツイートや直接報告をまとめてみましたが、大阪でのクマゼミの初鳴日をいつとすべきか・・・。仮に「たくさん聞かれた最初のヤマ(山)と定める」として7月4日としておこうかなと思っています。

※「大阪」としか書いてない場合も含めています。いずれにせよ、気象台がこれまで決まった方法で観測してこられた代わりの方法を考えるのは難しそうです。

報(6月23日)

 その後の気温推移、過去のデータを追加した結果、大阪のクマゼミ初鳴・第2報として

6月29日

と予想します。


第1報(6月16日)

大阪のクマゼミ初鳴は7月6日と予想します。平年(7月6日:1991 年から 2020 年の平均)並みです。

大阪におけるクマゼミの初鳴日(1976~2020年)
温暖化傾向のため、初鳴日は明らかに早まっている。
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