パワハラの被害経験

 兵庫県知事のパワハラ疑惑の件、特に興味があるわけでもないのだが、SNSで「人前での叱責はパワハラに相当する」というのを見聞きして、ひとつ私自身の被害経験を思い出した。

 大阪市立自然史博物館の学芸員としての勤務時代、友の会会員さんらとダンスを踊って、それをYoutubeにアップするというアイディアが若手から出され、私はカチンコとメガホンもって座っているだけの無口な(?)監督役をなぜか演じることになった。

 高いところから撮影をする必要があって、高所作業用のリフトを使うことになった。しかし忘れ物があった何かで、その場所から離れてしまった。

 K(2024年現在館長←当時課長)による館内一斉放送による呼び出しがあって、みなさんの前でリフトの鍵が刺さったままであることを叱責された。

 友の会会員の子供が触ったりするかもしれないので、それは確かに危なかった。しかし本当にもし会員さんの安全を心配するなら、Kがまず最初にすべきことは、刺さっている鍵をリフトから抜くことである。

 この人物の行動の目的が何であったかは。火を見るより明らかだ。

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